解析基盤を自作する:過剰な問い合わせへの「技術的」な回答を探して
今日は「サポート品質の維持」と「解析の効率化」の両面で動いた一日でした。
- 問い合わせの「抑制」と「誠実さ」のバランス
メールの検疫理由に関する詳細な問い合わせを頻繁にいただくお客様がいらっしゃいます。中には業務上の必要性が不透明なケースもあり、リソースの観点からは抑制も必要ですが、サポートとしてはメーカーとしての見解を誠実に返さなければなりません。 この「過剰な問い合わせへの対策」と「適切なレスポンス」の着地点を検討しました。 - ないものは作る:Grafana + Loki で解析基盤を構築
製品の挙動(PR)を再現・確認するため、社内に独自の解析環境を構築しました。 お客様環境で動作確認をするわけにはいかないため、試行錯誤の結果、以下のスタックでログ解析基盤を作成しています。
構成: Eメールセキュリティ製品 → Nginx(待ち受け) → Promtail → Loki → Grafana
工夫した点: 製品が出力するシスログの形式(RFC3164)が古く、直接Lokiに送るのが難しかったため、Nginxをプロキシとして挟み、JSON形式のログを効率よく処理できるようにしました。
目的は、メールが拒絶された理由( email_rejection_reason )の値を正確にチェックすること。この環境が整ったことで、明日は担当エンジニアへのより具体的なフォローアップができそうです。
- 開発への「念押し」:日本のお客様の声を届ける
最後に、IPS製品の誤検知(False Positive)対応です。特定のアタックIDによる誤検知に対し、開発側から「検知の取り下げ」の方針が出されました。 しかし、日本のお客様からは多くの指摘をいただいている重要案件です。アナウンスの表現一つで信頼が変わるため、開発側のJiraチケットに「正しい情報発信と、再発防止の徹底」を強く念押しして、本日の業務を終えました。